モデル実験として、基板上にHSA(ヒト血清アルブミン)を抗原として固定し、抗HSA抗体及びHRP(西洋わさびペルオキシダーゼ)標識抗体を添加しての化学発光検出を行いました。基板上の各種試料の添加位置は、図1の通りです。

HSAを基板上の指定箇所に固定し、指定の場所にマウス抗HSA抗体を添加

図1.試験では、HSAを基板上の指定箇所に固定し、指定の場所にマウス抗HSA抗体を添加しました。各試料の濃度(μg/mL)は図の円内の数値として表示しました。尚、基板上に固定するHSAは、莢雑物として100mg/mL(牛血清アルブミンBSA)、1×TBSに溶解しています。

発光強度

図2は得られた発光強度をグラフに示しました。HSAを抗原として固定し、次いで抗HSA抗体を添加した箇所ではHSAの濃度に比例した発光シグナルが得られました。

図2.図1右端のスポット位置、カラーに対応して、発光シグナルをグラフ化しました。HSAを抗原とした抗HSA抗体との抗体抗原反応が確認されています。